軟式野球部 先輩方の思いを胸に戦い抜いた春季リーグ~全日本大学軟式野球選抜大会東北地区予選V~
本年度の春季リーグに相当する全日本大学軟式野球選抜大会東北地区予選は、「先輩方のリベンジを果たす」という強い想いを抱き、チーム一丸で試合に挑み続けた。昨年度は新型コロナウイルスの影響により、春季リーグが中止となり、現4年生は一つの挑戦する機会が失われた。それらの悔しい思いを払拭するべく、岩渕颯太主将(スポーツ情報マスメディア学科3年)が率いる新チームは動き出した。
5月23日の初戦、相手は尚絅学院大学。初回から鮮やかな攻撃で先制し、続く2回にも長短打を交え、2点を追加した。先発投手の成田晃辰(健康福祉学科3年)が尚絅学院大学打線を4安打に抑え、14奪三振の見事な完封勝利を収めた。
30日の準決勝、相手は東北福祉大学。初回裏、先頭打者・佐藤光(現代武道学科3年)が初戦に続き二塁打を放つと、それを皮切りに打線が爆発。極め付けは佐藤がイニング2本目の長打となる三塁打を放ち、打者13人の猛攻で一挙8点を挙げ、先発投手の高橋大意(健康福祉学科2年)が東北福祉大学打線をゼロに抑え、10ー0の5回コールドで決勝進出を決めた。
いよいよ迎えた6月2日の決勝。相手は東北学院大学。初回に2番・持舘理登(体育学科4年)が四球で出塁、4番・星有人(体育学科3年)の二塁打で先制。その後、逆転を許すも3回表に3番・岩渕の二塁打で同点。5回表、2番・持舘、3番・岩渕が出塁し、またもや4番・星の左前適時打、続く5番・蝦名竜一(体育学科3年)の中前適時打で2点を追加し、点差を広げた。今大会、2戦目の先発となる成田は粘り強いピッチングを見せ、4ー2で優勝、全国大会への出場権を獲得した。
日々練習に励み、先輩方の悔しい思いを晴らすべく、一致団結し戦い続けた今大会は、ベストナインに選出された選手も多く、選手一人ひとりの成長、チーム力の向上、そして先輩方へ優勝報告できたことで達成感にあふれた大会になったと思う。
<報告=軟式野球部主務・森夏美>
(学院大戦の先発となる成田投手とバッテリーを組む岩渕主将)
(今大会大活躍の佐藤光内野手)
(今大会初戦、先発した高橋投手)
(決勝で先制打と逆転打を放つ活躍を見せた星外野手)