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【体操競技部】全日本種目別、輝く「2冠」/鈴木連覇、岡部初V、小野は2位


男子床運動で2年連続優勝した鈴木

 体操の全日本種目別選手権は11月16日、群馬県高崎市の高崎アリーナで決勝を行い、本学の鈴木一太(体育2年)が男子床運動で2年連続の優勝を果たしたほか、岡部蓮(同4年)が跳馬を初制覇。跳馬は小野凉城(同3年)が2位で続き仙台大学のワンツーフィニッシュとなりました。平行棒は仙台大学大学院に在籍する松見一希(徳洲会体操クラブ、仙台大学出)が3位。

 鈴木は14日の予選で得点14.833をマークし1位通過。上位8人による決勝は先の世界選手権(10月・ジャカルタ)メンバーで日頃母校の仙台大学で練習する南一輝選手(エムズスポーツクラブ)との「同門対決」が注目されましたが、鈴木のおよそ1分間の演技は臆することなく力感あふれてかつ軽やか。G難度の大技「リ・ジョンソン」(後方かかえ込み2回宙返り3回ひねり)から入ると、その後繰り出す技も流れるように決めていきました。得点は14.400。南選手は脚のけがで惜しくも5位に沈みました。
 床運動は前回大会まで南選手が5連覇しており、今大会鈴木の連覇で仙台大学の関係選手が7年連続で頂点を極めています。


男子跳馬で優勝した岡部(右)と2位の小野

 跳馬の活躍も忘れてはいけません。
この種目は試技2回による合計得点の平均で順位を決め、実は岡部と小野の差がわずか0.001。僅差で岡部に軍配が上がったのです。岡部の演技は共に価値点5.2の「ドラグレスク」(ローチェ2分の1ひねり)と「ヨー2」(前転跳び2分の1ひねり後方伸身宙返り2回ひねり)。一方、小野は価値点5.6の大技「ヨネクラ」(伸身カサマツ2回半ひねり)と「ドラグレスク」で臨みましたが、着地でほんのわずかに乱れが生じてしまいました。平均点は岡部14.500、小野14.499。息詰まる熱戦でした。

<優勝者のコメント>
鈴木一太「2年連続。とてもうれしい。日本代表でずっといられるように精進を重ねて今後も頑張っていきたい」
岡部蓮「ミスなくやれた。まさか優勝するなんて、思ってもみなかった。(大学の)4年間やってきたかいがあった」

※同時に行われた「全日本団体選手権」の結果については別記事で掲載していますので、そちらもお読みください。

<体操競技部>