【柔道部】JOCジュニアオリンピックカップ 全日本ジュニア柔道体重別選手権大会 女子78kg超級で永里紗楽が準V

女子78kg超級で永里紗楽が準V
JOCジュニアオリンピックカップ全日本ジュニア柔道体重別選手権大会が9月13日、14日に埼玉県武道館(リプロ武道館)で開催されました。本大会は各地区の予選を勝ち上がった20歳以下、各階級(7階級)20~23名で杯を争う大会です。
本学からは女子7名、男子1名が東北地区代表(推薦選手を含む)として出場しました。
その中で、78kg超級に出場した永里紗楽(現代武道2年)が準優勝という結果を残しました。

ノーシードから決勝へ
永里は初戦、第1シード、今夏インターハイチャンピオンの荻野選手(国士舘高)との対戦となりました。序盤から試合展開も含めて持ち味の巧さを発揮し、3度の投げ技をもって勝利しました。続く準々決勝では両者ともに効果的な技が出せない状態が続き、我慢をする試合展開となりましたが、延長戦に入った直後に一瞬の隙をついて投げ技を決め準決勝に進出しました。準決勝の本多選手(東海大)戦は、序盤に消極的な罰則を取られましたが、2分過ぎに永里の投げ技が決まり技ありのポイントを奪取、そのまま抑え込んで一本勝ち。決勝戦へ進出しました。

決勝戦は高校の同期!
決勝の相手は佐藤選手(帝京大)となりましたが、彼女は敬愛高校(福岡)時代の同期であり、日ごろから仲の良い友人だったようです。永里は序盤から積極的な攻撃で相手に罰則がいく有利な試合展開作ることができました。しかし、残り1分に相手が攻撃態勢を整え、起死回生の払い腰を掛けてきたのに対し、一度は受けたものの、そのまま身体を浴びせられ払い巻き込みの形となり、逃れることができずに「一本」の宣告を受け敗退。惜しくも準優勝の結果に終わりました。

4年ぶりの全日本大会出場で…
永里は高校生時代、1年生で福岡県代表としてインターハイに出場した以来の全日本大会でした。活躍する後輩の背中を見ながら苦しい日々が続いたと思います。大学入学時も同期の牛方美羽(現武2年)に勝てない状況が続きましたが、今大会の宮城県予選で牛方に勝利をした流れをそのまま生かした形となりました。永里も「何とかして今回のチャンスを生かしたかった」と語っているように、その思いで準備に取り組んだ結果であったと思います。
永里の他に48㎏級の髙見和佳奈(現武2年)、栗原あづ(現武1年)が7位入賞という結果でした。また、男女ともに出場選手全員が粘りのある試合展開を繰り広げることができました。
2週間後には全日本学生体重別選手権大会(27日-28日、日本武道館)が控えますが、今回の結果は男女の出場選手全員(女子18名、男子5名)に刺激を与えてくれました。
引き続き、柔道部への応援をお願いします。