【柔道部】全日本学生柔道体重別団体優勝大会で本学柔道部が健闘

男子は逆転勝ちを重ねて初のベスト16、女子は12年ぶりのベスト8進出
柔道の三大インカレのひとつである全日本学生柔道体重別団体優勝大会(男子27回/女子17回)が10月18日、19日に尼崎ベイコム総合体育館で開催されました。本大会は男女それぞれ7階級による体重別で編成される団体戦で、全国9地区の予選を勝ち上がった大学(男子54校、女子29校)が日本一を競います。
本学からは東北地区代表として、男女の両チームが出場しました。
男子は逆転勝ちの連続!
男子は初戦で、春の団体優勝大会で惜敗をした熊本学園大学と再び対戦。先鋒のキャプテン村井凌河(現代武道/4年)が鋭い攻めから一本勝ちを収め、チームに流れを呼び込みました。しかし中盤で相手にポイントを許し、内容差でリードを奪われる苦しい展開に。大将・山本弦(現代武道/2年)に勝敗の行方が託されました。序盤から積極的に攻めましたが、相手の返し技を受け2つの有効を失い試合は劣勢に。それでもあきらめることなく攻め続け、試合時間3分を迎えたところで寝技に持ち込み、見事な抑え込みで一本勝ち。劇的な逆転でチームを勝利へ導きました。続く2回戦では東京地区代表・慶應義塾大学と対戦。再び村井が一本勝ちで好スタートを切るも、中盤で連続失点し1-2の苦しいスコアに。しかし副将・筑根龍哉(現代武道/2年)が気迫あふれる一本勝ちを収めて大将戦にもつれ込みました。山本は前戦に続き粘り強い組み手と攻防を見せ、罰則を受けながらも引き分けに持ち込み、チームは内容差で勝利。初戦とは逆の展開で見事2連勝を飾り、ベスト16進出を果たしました。
大会2日目の3回戦では、最終的に本大会準優勝の天理大学と対戦。全国屈指の強豪を相手に善戦しましたが、0-7で敗退しました。それでも、チームとして2勝を挙げてベスト16に進出したこと、そして上位校と直接対戦できた経験は、選手にとって大きな糧となりました。

攻めに行く村井
女子は幸先の良いスタート
女子は初戦で星槎道都大学に7-0で勝利して好調なスタート。続く対戦は国士舘大学を破った福岡大学となりました。粘りのあるチームスタイルのため、ロースコアの接戦になることは予想していましたが、キャプテンの吉田日和(現代武道/4年)と牛方美羽(現代武道/2年)が要所で確実にポイントを奪い、2-1で勝利。実に12年ぶりとなるベスト8進出を果たしました。

牛方の一本勝ち
昨年と同カードで…
ベスト4を掛けた大会2日目の準々決勝戦は、昨年、0-1のスコアで辛酸をなめさせられた筑波大学との再戦になりました。1点を争う試合展開を予想していた中、先鋒の小池優芽(体育/4年)が開始早々、相手の内股を不用意に受けてしまい一本負け。その後、ポイントを奪い返そうと猛攻を仕掛けましたが、鉄壁の守りに阻まれ0-2のスコアで終了。大会前から徹底的に対策を練って臨んだだけに、悔しさの残る結果ではありましたが、選手たちが着実に力をつけていることを実感できる内容でした。なお、ベスト8以上の大学から選出される優秀選手賞には吉田日和が選ばれました。
インカレシーズンを締めくくり、次の舞台へ
本大会をもって今年度のインカレシーズンは終了となりました。選手たちは全国の舞台で堂々と戦い抜き、貴重な経験と自信を得ることができました。今シーズンの成果を糧に、さらなる飛躍を目指して稽古に励んでまいります。また、2週間後の11月1日、2日には千葉ポートアリーナで講道館杯全日本柔道体重別選手権大会が開催されます。本学から10名の女子学生が選手として出場します。
これからも柔道部へのご声援をお願いします。