トピックス

【漕艇部】女子総合優勝!全日本インカレ

圧巻の3種目制覇、16年ぶりの総合優勝を遂げた女子チーム / 埼玉県戸田漕艇場にて


令和5年9月6日(水)~10日(日)まで行われた全日本大学ローイング選手権。
第50回の節目を迎えた大会で、仙台大学 漕艇部の女子チームが躍動しました。
創部から3度目の女子総合優勝となったインカレについて、漕艇部からの報告です。
 

記事執筆:漕艇部 藪本友結(スポーツ栄養学科2年、福井県立若狭高校出身)

 

大願成就!クォドルプル 悲願の初優勝

先日行われた全日本インカレで女子トップ種目のクォドルプルが悲願の初優勝を果たした。これまでクォドルプルの優勝は早稲田・明治・中央の3校しか成し遂げておらず、50回目の節目となる大会で4校目の優勝校として仙台大学がその歴史に名を刻んだ。

この種目は各校のトップの選手が集まる激戦区だが、ひるむことなく、誰よりもレースを楽しむことで実力を100%発揮したことが勝因であった。
舵手付きフォア、ダブルスカル、ペアも昨年表彰台に届かなかった雪辱を果たし、見事メダルを獲得、全クルーが実力を発揮し、16年ぶりとなる女子総合優勝を成し遂げた。
 

もっとできるはず!

昨年のインカレでは総合3位。全種目に出場して全て入賞を果たしたが、どのクルーも勝ち切ることが出来ず、秋冬の取り組みの未熟さを痛感したターニングポイントになった大会であった。この1年間悔しさを忘れず、甘えをなくし、妥協せず、自分と、チームに向き合った。

『よきライバルであり、よき友人であり、よき家族である』という上舘キャプテンの言葉の通り、寝食を共にして競技に打ち込むチームワークは、私たちの最大のストロングポイントだが、だからと言って壁や衝突が無かったわけではない。それでも本気で同じ夢を共有する仲間だからこそ成長に替えられたし、本気で向き合った経験がレースで苦しい時、自分を信じてもう一歩を踏み出せる根拠になった。

今回の結果はこの一年間の取り組みを証明してくれるものとなった。今回の結果を自信にし、現状に満足することなく、限界の線を引かずに、さらなる高みを目指して私たちは日々成長し続ける。
 

有終の美:エイトが2冠達成!

大会最終日の女子最終種目であるエイトは、このチームとして最後のレースという意味で感慨深いものがあった。各校が総力を挙げて挑んでくる中で優勝という素晴らしい形で大会を終えることができた。

エイトは5月に行われた全日本選手権でも優勝しており、エイト二冠という偉業を成し遂げた。これまで道を切り拓いてくださった先輩方、時に厳しくも愛情をもって指導いただいた監督とコーチの方々、それぞれの故郷で変わらない応援を届けてくれた家族に支えられた私たちは、かけがえのない瞬間を手に入れた。


エイト:優勝(初)

左から 工藤美優(健康福祉学科4年)、上舘真央(現代武道学科4年)、岸本唯佳(健康福祉学科3年)、藪本友結(スポーツ栄養学科2年)、関谷音々(体育学科2年)、森田美海(健康福祉学科4年)、山﨑明音(体育学科4年)、渡辺華奈(体育学科1年)、久木田愛花(健康福祉学科3年)


クォドルプル:優勝(初)
左から 上舘真央(現代武道学科4年)、岸本唯佳(健康福祉学科3年)、藪本友結(スポーツ栄養学科2年)、関谷音々(体育学科2年)


舵手付きフォア:3 位
左から 森田美海(健康福祉学科4年)、山﨑明音(体育学科4年)、渡邊心(体育学科3年)、久木田愛花(健康福祉学科3年)、工藤美優(健康福祉学科4年)


ダブルスカル:3 位
左から 石原玲奈(体育学科4年)、古賀南奈子(スポーツ栄養学科4年)


ペア:優勝
左から 河津桜華子(子ども運動教育学科4年)、浅井奏音(健康福祉学科2年)


今回の大会成績【女子】
クォドルプル:優勝(初)
舵手付きフォア:3位
エイト:優勝(初)
ダブルスカル:3位
ペア:優勝