【漕艇部】上舘真央 選手、WUG 軽量級シングルスカル 4位入賞!
レースに向かう上舘 真央 選手(現代武道学科 4年 ・長野県下諏訪向陽高校 出身)
7月にブルガリアで行われた世界選手権での軽量級ダブルスカルで9位入賞に続き、日本代表として国際大会に臨んだ上舘選手。8月上旬のWUG(ワールドユニバーシティゲームズ)での活躍について、漕艇部 2年生の藪本さんからの報告です。
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WUG 軽量級シングルスカルで4位入賞!
仙台大学漕艇部の上舘真央選手が、7月28日~8月8日にかけて中国・成都で開催されたWUG(ワールドユニバーシティゲームズ)にて軽量級シングルスカル 4位入賞という好成績を収めた。先日行われたU23世界選手権での軽量級ダブルスカル 9位入賞に続いて素晴らしい結果を残し、漕艇部に刺激を与えてくれた。会場はオリンピック並みの盛り上がり
WUGは学生のオリンピックともいわれる大会。コース、施設、サポートはとても充実していた。大音量で音楽を流しながら選手村を歩き回る国もあり、まさにお祭り状態で、日本の大会では感じられない雰囲気を楽しめたと教えてくれた。ベストを尽くし、良いパフォーマンスに集中
今大会では周りの選手に気を取られることなく、自分がベストを尽くすことに集中して、シンプルに楽しんでレースに挑めたという。日本代表として勝たなければいけないというプレッシャーや義務感はなく、より良いパフォーマンスをしたい、少しでも何か収穫を得てチームに持ち帰りたいという思いが彼女の原動力となった。また今回、ダブルスカルからシングルスカルに乗りかえて短期間でのレースだったが、大きな不安はなかったという。「ダブルスカルでもシングルスカルでもやっていること、課題はいつも一緒。むしろダブルスカルやこのチームでクルーボートに乗って得たこと、学んだことがシングルスカルで大きく活かされた。」と関わってくれた周囲の選手のおかげで良いパフォーマンスができたと語った。
8分を切る好タイム、大きく成長できたレース
今大会の決勝で7:59‘50の好タイムを出し自己ベストを大幅に更新した上舘選手。予選、敗者復活戦、決勝を通して段々とパフォーマンスが上がっていった、これまでの自分の限界を突破できたと振り返った。その中で感じたことは阿部監督に教わったこと、チームでやってきたことは世界でも通用するということ。「世界選手権の時も感じたが、今大会でそのことを確信し、誇らしい気持ちになった。」と語ってくれた。チームの仲間に経験を還元し、ともに日本一へ
監督やチームに対しての感謝を何度も口にしていた上舘選手。今後の目標を尋ねると、「今度は自分が日本代表の活動で吸収してきたことをチームに還元したい。自分が経験したことを押し付けるのではなく、楽しかったこと、驚いたことなどを共有して、チームの仲間とともにローイングを楽しんで日本一になりたい。」と答えた。世界のトップで戦ってきた上舘キャプテンを中心に仙台大学漕艇部は日本一を目指す。