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【バドミントン部】東北学生バドミントン春季リーグ戦、女子10年ぶり優勝

女子、10年ぶり6回目の優勝!

5月22、23日、宮城野体育館にて、東北学生バドミントン春季リーグ戦が開催され、本学バドミントン部は女子が10年ぶり6回目の優勝を果たしました。

【第1戦】vs 東北福祉大学

仙台大学   3−1 東北福祉大学

千葉 寧々   2−1   志田
齋藤 梓    2−1   奥村
中村 彩乃 / 千葉 寧々 1−2 熊谷/志田
吉田 亜由美 / 齋藤 梓 2−0 奥村/藤原

この1年間、無敗の齋藤梓(スポーツ栄養2年)を相手が外してくると考え、敢えて第2シングルスに配置。ルーキーの千葉寧々(スポーツ栄養1年)をトップシングルスに配置した。初出場の堅さがとれず、第1ゲームを落としてしまうも、徐々に自分のペースを取り戻し、高校の先輩でもある相手の志田を圧倒し、1勝をあげる。
エース対決となった第2シングルスは現在2連勝中、粘りの中で1ゲームを先取するも、2ゲーム目を落としてしまい、ファイナルゲームへ。序盤からリードを許して苦しい展開となるも、終盤に追いついて逆転し、そのままフィニッシュ。2連勝して勝利へあと1勝と迫る。
第1ダブルスは中村彩乃(スポーツ栄養3年)と第1シングルスに続いての登場となる千葉寧々。相手は昨年の新人戦3位の強豪であったが、臆せずに立ち向かいファイナルゲームまで戦うもあと1本がとれずに敗退。
第2ダブルスは主将・吉田亜由美(体育4年)と齋藤梓のエースダブルスが、相手を圧倒して勝利。トータル3−1での勝利となった。

【第2戦】vs 東日本国際大学

仙台大学   1−3 東日本国際大学

齋藤 梓    2−0   余川
千葉 寧々   0−2   千葉
吉田 亜由美 / 齋藤 梓 1−2 新田/小吹
中村 彩乃 / 千葉 寧々 x1−1 伊藤/松本
吉田 亜由美  打ち切り 柿沼

第1シングルスは相手が外してきたために、エース齋藤が終始安定したプレーでまずは先勝する。
第2シングルスに相手はエースの千葉を配置、千葉対千葉となった。自身のエラーが重なり、序盤から大量リードを許してしまう悪い流れのスタートとなってしまい、1ゲーム目はそのままゲームオーバー。2ゲーム目は本来の動きが戻ってくるも勝負所のエラーが響き、敗戦。1−1のタイとなる。
第1ダブルスは、エース対決。相手は昨年のインカレでも32強に入っている強豪・新田/小吹。しかし、昨年春の団体戦では、吉田/齋藤が2−1で勝利している。相手の強打に押されながら劣勢で進むも、2ゲーム目の終盤から盛り返し、相手マッチポイントを4度耐えて逆転し、ファイナルゲームへ。ここでも大接戦となるも19−21と惜敗。
第2ダブルスは、強打の相手に為す術なく1ゲーム目を先取されるも、2ゲーム目は持ち前の粘りを発揮して1−1のタイに。ここで第3シングルスも並行試合となる。第3シングルスは主将・吉田がリードしながら試合が進んでいく。第2ダブルスも一進一退の戦いが続くも、中村がスマッシュの着地後の方向転換にて負傷。惜しくも棄権となり、トータル1−3にて敗退し1勝1敗となった。
中村はそのまま病院に救急搬送、アキレス腱の断裂で後日に手術となった。ダブルスの核・キープレーヤーを失った本学は、別メンバーを立てて最終戦にのぞむことになった。

【最終戦】vs 東北学院大学

翌日の最終戦、東日本国際大学が2勝で首位、東北福祉大学が1勝1敗・マッチ率で2位。仙台大学は1勝1敗・マッチ率で3位という状況。3−0で勝利し、東北福祉大学が東日本国際大学に勝利すれば、内容次第で優勝が見えてくるという状況。3-0で勝利すれば2位以上は確定するので、優勝は意識せず、3−0という自分たちの戦いに集中することにした。
 

仙台大学   3−0 東北学院大学

齋藤 梓    2−1  安藤
千葉 寧々   2−0  浦田
吉田 亜由美 / 齋藤 梓 2−0 土井/髙橋

第1シングルスは、エースの齋藤が、相手のルーキーエースの安藤に手を焼きながらも勝負所を押さえて勝利。先勝する。
第2シングルスはルーキー千葉が元気はつらつのプレーを見せて第1ゲームは大量リードで先取。第2ゲームにエラーが出て逆にリードを許す展開となるも耐えて逆転し、そのままフィニッシュ。3−0の勝利まであと1勝とした。
第1ダブルスは相手が第2ダブルスということもあり、確実にラリーを制していき、完勝となり、3−0での勝利を達成した。この時点で2位以上は確定し、インカレの推薦権を掴んだ。

【混乱、そして歓喜の涙に】

東日本国際大学と東北福祉大学の対戦は、シングルスで福祉大が2勝、国際大がダブルスで2勝となり、第3シングルス勝負となる。第3シングルスは国際大エースの千葉が有利との見方を覆し、福祉大の志田が奮闘し、最終ポイントをゲットして福祉大が勝利した。
ここで3チームが2勝1敗で並ぶことになり、勝負は取得マッチ率での判定となった。

東日本国際大学 取得マッチ8、失マッチ5 8/13 .615
東北福祉大学  取得マッチ7、失マッチ5 7/12 .583

仙台大学    取得マッチ7、失マッチ4 7/11 .631


東日本国際大に対して.021差にて、最終戦前3位からの大逆転勝利となった。
この結果を、誰も把握しておらず、「え?本当なの?」「ちょっとちょっと落ち着いて!」「私、計算ミスしていないですか?」「待って、いったん落ち着こう」という大混乱に。最終的に本部からの通達があり、歓喜の涙となりました。
主将の吉田亜由美は「10年ぶり優勝という結果を、お世話になってきた方々に形として感謝を示すことができて安心しています」とコメントした。
次なる大会は9月の東日本インカレ。
東北の代表として責任感をもって戦っていきたい。
(バドミントン部 監督 林 直樹)