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【漕艇部】女子エイト、全日本選手権悲願の初優勝!

<笑顔の 仙台大学 女子エイトクルー>
後列:左から

関谷 音々(体育2年 / 宮崎県立妻高校)、岸本 唯佳(健康福祉3年 / 福井県立美方高校)、上舘 真央(現代武道 4年/ 長野県立下諏訪向陽高校)、角谷 真緒選手(アイリスオーヤマ)、工藤 美優(健康福祉 4年/ 青森県立田名部高校)

前列:左から

山﨑 明音(体育 4年 / 長崎県立大村高校)、森田 美海(健康福祉 4年 / 愛媛県立今治北高校)、河津 桜華子(子ども運動教育 4年 / 愛知県立猿投農林高校)、藪本 友結(スポーツ栄養 2年/ 福井県立若狭高校)

 

一度もトップを譲らず完勝!

先日行われた 第101回全日本ローイング選手権(会場:東京・海の森水上競技場)において女子エイトが悲願の初優勝を成し遂げた。軽快なリズムでスタートから飛び出し、一度もトップを譲ることのない完勝だった。また、今回出場した全クルーが入賞を果たした。着実に力をつけていることを実感し、インカレ優勝に近づいた手応えを感じた。
 

どうしてもみんなで勝ちたかった

過去にも全日本出場経験がある女子エイト。再び挑戦を始めてから今年で4年。
最初の年は4位。2年目で2位になり、優勝に王手をかけた。
次こそは優勝をと意気込んで臨んだ3年目の全日本だったがレース中のアクシデントもあり結果は4位に終わった。掴みかけた優勝は手をすり抜けていき、悔しさを噛み締めた1年間だった。
女子エイト復活の歴史とともに歩んできた4年生の最後の年である今年は最大のチャンスの年でもあり、昨年の悔しさをバネに、チーム全員がこれまで以上に熱い思いをもって挑んだ。
 

ひとつになったとき9人は何倍もの力が出せる

女子チームは日ごろの練習でクルーの一体感を大切にしている。
「一つのチームに一つの漕法」をキーワードに、誰と、どんなクルーに乗っても最大限のパフォーマンスを発揮できるようによくコミュニケーションをとり、イメージ、感覚を共有し、すり合わせる。
今大会、一番のライバルであった陽進堂ホールディングスは日本代表経験のあるメンバーも多く、個人の競技力は明らかに相手のほうが上手だったが、9人が一丸となり、一人ひとりの力を掛け合わせて何倍にもできたことが今回の結果につながった。
 

OB・OGの方々の思いも乗せて、次のステージへ

今私たちが愛用しているエイト艇PROMINENCEは三年前に漕門会(漕艇部のOB・OG)の方々が寄贈してくださったものである。今回の結果に至るまでに漕門会の方々は欠かせない存在であり、私たちが活動、活躍できているのはたくさんの支えてくださっている方々のおかげなのだと改めて実感している。環境、道具への感謝も忘れてはならない。大会が終わると、愛艇を感謝をこめてきれいに洗浄する。特に今回のような海水のコースでは、小さな部品の一つ一つまで丁寧に洗うことが必須だ。私たちは、ぴかぴかの艇で次のレースを待ち望む。
 

記事執筆:漕艇部 2年 藪本 友結


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